インディアン・ナバホ族
居住地
アメリカ南西部(アリゾナ州、ニューメキシコ州、ユタ州)
人口
約30万人(北米最大の先住民族のひとつ)
自称
Diné(ディネー)=「人々」
インディアン・ナバホ族の旗・シンボル

ナバホ国旗(1968年制定)
・伝統的な4つの聖なる山を示す色付きの三角形
・セントラルに描かれる砂絵風のシンボル、牛・石油・農作物など経済要素も反映
・地図上にナバホネイションの領域も描写
その他のシンボル
・虹、イーグルフェザー、ホーガン(伝統住居)などが神聖視される
言語
ナバホ語
・語族:アサバスカン語群(ナ・デネ語族)
・特徴:
・強い音節構造と豊かな接辞体系(特に動詞)
・声門化音(glottalized consonants)や鼻母音の存在
・動詞に主語・目的語・時制などが複雑に組み込まれるポリシンセティックな構造
・現状
・若年層での話者減少が課題だが、再生運動も活発(教育機関やメディアでナバホ語を促進)
表記体系
・使用文字:ラテン文字(英語アルファベットに特殊記号を追加)
・特徴的表記:
・アポストロフィ(ʼ)で声門閉鎖音を表記
・アクセント記号(´)や鼻音表記(ł, ą など)を含む
・例
・Yáʼátʼééh(こんにちは)」、「Hózhǫ́(調和、美、平和)
ナバホ語の挨拶・定番表現
日本語 | ナバホ語 | 発音の目安 |
こんにちは | Yáʼátʼééh | ヤーアッテー |
---|---|---|
お元気ですか? | Nizhónígo shí? | ニジョニゴ シ? |
ありがとう | Ahéheeʼ | アヘーヘー |
さようなら | Hágoóneeʼ | ハーゴーネー |
おやすみ | Yáʼátʼééh hiiłchiʼígíí | ヤーアッテー ヒールチーイギー |
美味しい | Hózhǫ́ | ホージョー |
地域
大陸:ユーラシア大陸
地域:主に中国南部(貴州省、湖南省、雲南省など)に集中。さらにベトナム、ラオス、タイなどにも広がる。
現地ガイド
アリゾナ州・ニューメキシコ州・ユタ州周辺
出発都市 | 経由/直行 | 到着空港 | 所要時間(目安) | 参考運賃(片道/往復, エコノミー) |
東京 | 東京→ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス・スカイハーバー空港 | 約14~16時間+車4時間 | ¥90,000~¥180,000 |
---|---|---|---|---|
ロサンゼルス | ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約1.5時間+車4時間 | US$100~US$300 |
ニューヨーク | ニューヨーク→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約5.5時間+車4時間 | US$200~US$400 |
ロンドン | ロンドン→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約11時間+車4時間 | £500~£1,200 |
シドニー | シドニー→ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約17~19時間+車4時間 | A$900~A$1,600 |
香港 | 香港→ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約17時間+車4時間 | HK$5,000~HK$9,000 |
上海 | 上海→ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約15時間+車4時間 | 3,200元~5,800元 |
シンガポール | シンガポール→ロサンゼルス→フェニックス→車 | フェニックス空港 | 約18時間+車4時間 | S$1,100~S$2,200 |
※フェニックス空港(Phoenix Sky Harbor International Airport)からナバホネイション主要部(例:ウィンドウロック、チンルー)まで車で約3~4時間。
空港からナバホ居住地まではレンタカーまたはツアー利用推奨。
時間・料金は2025年6月時点の大まかな目安です。
言語の起源
歴史的背景
・ナバホ語はカナダのアサバスカン語族に属し、元来はアラスカ・西カナダに起源を持つ
・紀元1000年以降に南下し、アメリカ南西部に定住
・プエブロ族などとの交流から農耕文化を取り入れつつ、独自の戦士文化・遊牧的生活を保持
伝統的な遊び
1. 弓矢遊び(archery practice)
・儀式にも通じる的当て遊び(戦士育成の一環)
2.ホーガン建築ごっこ
・子供が泥や木材でミニチュアのホーガンを作る遊び
3.靴飛ばし・投石競技
・石を投げて距離を競う、もしくは足元の技術を競う
4.ナバホチェッカー(Tsiiʼł)
・ナバホ風の碁のような戦略ゲーム(木の板と石)
5.踊り・チャンティングゲーム
・集団でリズムに合わせて競う伝統舞踊的な遊び
紹介動画


備考
現在も「Diné College」などの機関を通じて文化・言語復興運動が進行中