ハワイ先住民

・ハワイ先住民（Kānaka Maoli）は、ポリネシア起源の民族であり、古代ハワイ王国を築いた先住民。
・海を渡る航海術と、自然と共に生きる知恵、言葉、舞踊、神話を持つ。
・現代のハワイ文化の核心を担い、アイデンティティの復興運動も活発。

居住地

・主にアメリカ合衆国ハワイ州の諸島（ハワイ島、マウイ島、オアフ島、カウアイ島など）
・一部はカリフォルニア、ネバダ、ニュージーランド、タヒチなどに移住。

歴史

・約1500年前、マルケサス諸島やタヒチから航海カヌーで移住。
・豊かな自然とともに部族社会と王族制度を発展。
・18世紀後半、カメハメハ大王がハワイ諸島を統一。
・1893年、アメリカによる王政廃止・併合を受け、独立を失う。
・現在は文化復興・ハワイ語教育・先住民権利の運動が活発。

文化

・フラ（Hula）：手足で物語を語る伝統舞踊。宗教的儀式からエンタメへ発展。
・オリ（Oli）：詠唱。祈りや神話の朗唱で、儀式的場面で用いられる。
・レイ（Lei）：花や葉で作る装飾。歓迎、感謝、祝福の象徴。
・ウクレレやスラック・キー・ギター：音楽文化の要。
・アロハ精神：「思いやり・調和・尊重・愛情」の哲学。

ハワイ先住民の旗・シンボル

カナカ・マオリ旗（Kanaka Maoli Flag）

・非公式ながら復興運動の象徴。
・緑・赤・黄の3色と、槍の紋章。

ハワイ州旗（State Flag）：イギリス国旗をモチーフにしたデザイン。

その他：カヌー、タパ模様、コアの木、ハワイ語のラリ文字などが象徴。

言語

ハワイ語

・ハワイ語（ʻŌlelo Hawaiʻi）は、ポリネシア語群の一部。
・文字数が少なく、5母音＋8子音。語彙は自然や関係性に基づくものが多い。
・英語とのバイリンガル環境下でも、復興が進んでいる。
・ハワイ大学などでは公的に教育が行われ、子ども向けの“プナナ・レオ（ハワイ語保育園）”も普及。

文字

ラテン文字ベースだが、「ʻ（オキナ）」と「ā ē ī ō ū（カハコー）」などが使用される。

・例：「ʻAloha」「Kāne」「Hālau」など

歴史的には口承文化中心だったが、宣教師の来訪以降に文字化された。

ハワイ語／タマシェクの挨拶・定番表現

日本語	ハワイ語	発音目安
こんにちは	Aloha	アロハ
おはよう	Aloha kakahiaka	アロハカカヒアカ
おやすみ	Aloha ahiahi	アロハアヒアヒ
ありがとう	Mahalo	マハロ
よろしくお願いします	ʻO wau ʻo ○○	オワウオ ○○
美味しい	ʻOno	オノ
楽しい	Leʻaleʻa	レアレア

地域

大陸：アメリカ
・ハワイ島（ビッグアイランド）：文化的中心、ペレ信仰の地
・マウイ島：伝説「マウイの釣り」で知られる地
・オアフ島：人口最多、ホノルル、ハワイ大学
・カウアイ島：古来の神話や遺跡が多く残る

ハワイ先住民｜現地ガイド

主要都市 → ハワイ（ホノルル）までのアクセス例

出発都市	経由/直行	到着空港	所要時間（目安）	参考運賃（片道/往復, エコノミー）
東京	直行	ホノルル空港	約7～8時間	¥40,000～¥120,000
ロサンゼルス	直行	ホノルル空港	約5～6時間	$250～$800
ニューヨーク	1回乗継	ホノルル空港	約12～14時間	$400～$1,200
ロンドン	1～2回乗継	ホノルル空港	約18～24時間	£600～£1,500
シドニー	直行	ホノルル空港	約9～10時間	AUD$500～$1,200
香港	直行	ホノルル空港	約10時間	HK$3,500～HK$8,000
上海	1回乗継	ホノルル空港	約13～15時間	2,500元～5,000元